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映像通話システム「Live-X」を活用した
大津市企業局様での活用事例について

大津市企業局様において、 2021年10月1日より当社の映像通話システム「Live-X」を用いた実証実験を実施しております。
作業現場と事務所間での映像による情報共有やリモート検査業務への対応検討など、デジタル時代の現場コミュニケーション力強化のツールとして実証実験中の大津市企業局様の事例をご紹介します。

実証実験の経緯(課題)

職員間の業務連絡において、音声通話のみで正確に現場状況を伝えることは難しい、作業中のスマートフォン操作は職員に負担がかかるなど、課題がありました。
このことから、映像を活用したより迅速かつ正確な情報共有の実現と、ウェアラブルデバイスによる職員負担軽減の効果検証を行うため、弊社の映像通話システムの実証実験を開始しました。

利用シーン(ガスメーター交換作業・ガバナ点検)

「Live-X」の各種機能を活用することで、映像による視覚的な情報を用いて現場の状況を遠隔で確認したり、適切な指示命令をリアルタイムに行えるようになりました。従来は、音声通話かつ公用のデジカメで撮影した写真を市役所へ持ち帰るという伝達方法でしたが、「Live-X」を利用した新たな取り組みにより“情報の即時性”を実現し、大幅な作業の効率化が可能になりました。

実際の撮影

 

 

  

ウェアラブルデバイスを利用した複数現場の確認

スマートフォンでの撮影は、両手が塞がり作業に支障がでます。そこで、作業現場でヘルメットにウェアラブルデバイス(GoPro)を装着し、現場の任意のタイミングで映像伝送を行う「ライブ中継」が実証実験されました。
ウェアラブルデバイスは、撮影するための職員を配置したり、映像通話のために作業を止めたりする必要がなくなり、作業中の様子をリアルタイムに共有できます。
また、ウェアラブルデバイスで撮影した映像は小さな文字等もはっきり判別できるほど高画質であるため、より詳細な情報も遠隔で確認できます。

複数現場の確認・複数現場での共有

「Live-X」は、複数の現場からの映像通話を同時に確認することもできます。
災害や事故発生時など、現場が複数ある時にそれぞれの現場の様子をリアルタイムに確認することができます。
また、ある現場で撮影している映像は、外の現場の職員と共有することができます。これまでは、複数の現場間で電話等を用いて、それぞれの状況を確認しながら作業を実施していましたが、映像を確認しながら作業を実施することが可能になります。

システムを活用した多様な取り組み

専門職員がすぐ現場に駆け付けられない場合でも、映像の一次確認により専門職員がリモートで映像を確認し、適切な指導を行うことができます。また、実証実験を進めるうちに、リモート検査による現地作業の効率化だけでなく、市民から危険個所の連絡があった際の位置特定、給水車の位置情報の確認等に当システムを利用する等、多様な活用方法が見えてきました。

今後の展望

作業現場の遠隔からの確認、リモート検査の支援ツールとして活用することで、“迅速な”対応の実現と、“正確な”情報の共有に繋がり、また、現場と庁内間でのコミュニケーション力の強化に繋がります。今後はお客様からの相談対応に映像を活用したり、熟練した専門職員の技術を継承するための研修資料として録画映像を活用したりなど、多様な活用を検討いただいております。

大津市企業局様での「Live-X」活用の様子がYouTubeで公開されました

大津市企業局の竣工検査業務が「Live-X」によって実施される様子をYouTubeでご覧いただけます。映像通話開始までの流れや、実際の映像通話の様子を動画でわかりやすく紹介しておりますので、是非ご覧ください。
(企画:大津市企業局・大津市水道瓦斯工事店協同組合 撮影協力:奥村管工株式会社 動画制作:ドーン)